抱きしめて 夏5

 

抱きしめていた腕をといた私。

 

お腹が「ぐぅ」となった。

 

駐車場の柱の時計をみると

 

m13:00jp。

 

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そうだ、何か食事をとろうではないか!

 

もうとびっきりアメリカンなやつ。


「食事いこうか」と私


君は頷いた。


さぁて、どこへいこうか。


数パターンの必勝コースは山本パイセンから

 

ご教授頂いてる。まちがいない。


計算を巡らす。


よし。ハンバーガーショップにしよう。

 

巷で話題のバーガー界のロールスロイス

 

「New Buns」へいこうではないか!

 

あのラルフローレン氏が

 

「雲の上で喰ってるような味」という

 

本当の様な冗談がささやかれる名店。

 

5年に一度のリニューアルが話題でさ。


先月なんか抽選券がでる始末だったよ。

 

さ、行こう。


私たちは再びカローラに乗り込んだ。



車は軽快に走り出す。


日はまだ天高い。


まだまだ今日は続くぞ。


そして、そばに君がいる。


私は急に恥ずかしくなり


オークリーのフロッグスキンをかけた。


目を隠したので少しホッとする。


よし、今日はチャンスあらば君を抱きしめる。


何度でも。


そう思った瞬間笑えてきた。


いろいろ想像する私。


何も知らず座る君。


可哀想な君。


君は、驚きとともにその瞬間を迎えるのだろう。


その絵を想い描くと悲しく、おかしく


切なくて淡い情景となった。


君の驚いた顔を想像してみた。


思わず吹き出してしまった。


ハッとした。横に君がいるではないか。


咳払いだったことにしよう。


同じような感じで咳払いをしてごまかす。


君がおかしくてしかたない。


笑うとまずいからなおおかしい。


私はしばらく生きた心地がしなかった。


二人をのせたカローラ

 

は噂のバーガーショップへ。


海岸線をひた走る。