抱きしめて 夏4

ぎゅっとしていた腕を、といた。


君と私の体は、はなれた。


風がそっと、吹き抜ける。


君は目を閉じていた。


居心地のよい寝床から這い出す様な


切なく、つらい瞬間だった。


私は急な体温調節に追われていた。


だがふと、君を見る。


改めて想う


なんて素敵な君。青いラコステ


私は両目でしっかりと直視した。


そして奥に舞うカモメ。


全てが完璧だった。


全てが自然だった。