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トラッド・スタイル 4

PROLOGUE

おしゃれって、なんなんでしょうね。

未だにわかりません。

21世紀になって、その幕開けを彩ったエディ・スリマンディオール・オム

僕もご多分に漏れず熱狂しました。タイト〜ッイッパ〜ツみたいなフィット。

全体を見渡せばセレブ・ファッションとでもいいましょうか。

プレミアムジーンズ、懐かしいひびきですね。

ITバブルの余韻がまだあったころ。そこから、トム・ブラウンという流れ。

浮ついた感、なし。This is it。無駄、なし。これが現実だ。

2004年に流れをトラッドへ完全に引き寄せる。

そこからずーっと同じ流れの様に思っております。もう10年ですけどね。

スリリングではないですね。

最先端はおいといて。

2006年にはだいぶ末端にもトラッド・スタイル浸透してました。

で個人的に2008年、パンデミックを迎えた様に記憶してます。

僕自身、この年に狂った様にトラッド・アイテムを買いあさりました。

ではその記録11月分をどうぞ。

 

トラッド・スタイル 4

 

 ビルズ・カーキのチノパンがもうすごく気に入っていて

どうしてもオフ・ホワイトがはきたかった。

プラス渋谷でとりあえず在庫確認はしてもらっていたんだけど

プラス丸の内にいってみればもしかしたらあるかもということで

いってみた。というのも9月の時点で僕が最初にビルズ・カーキを

試着したのがオフ・ホワイトでそして丸の内だったんです。

でも結果はなかった。がっくり。

ま、もうどうでもよくなってたんだけど店内を散策。

眼鏡、モスコットのモデルをいろいろと試着。VILDAというモデル

が妙に気になる。ワンサイズで僕には小さいだろうと思いきや

全く問題なし。あのフレームの太さにしびれる。しかし買わず。

モスコットは「モスコット詐欺」で有名ですね。

ジョニー・デップの着用していたのはタートというブランドで

あの宣伝文句は詐欺であると。今となってはどうでもいい話。

マルホランドのレザー・バッグ。こちらは光沢のあるタイプ。

僕が予約でいれてるのはないタイプどちらがいいだろうかと

よーく見てみたんだけどない方がいいみたい。

ない方がカジュアル向きとの店員の話だし。

かたちも予約のタイプの方がよかった。であるので入荷までまつ。

店員の履いていたオールスターブラックが気になる。

確か2人はいていた。バーニーズで先日オールスターを見たんだけど

商品として、「チャック・テイラー」ってどーんとはいっていて

価格がたしか1万5千。普通のハイカットひとつは生成りひとつはブラック。

通常の定価の3倍ってどういうことって思うが気になった。

ちなみにソールはビブラム社製。まさかUSメイドじゃないだろうな。

要チェックや!って、これがコンバース・アディクトの第一弾でした。

よく続いてるよね、あのシリーズ。

さて、僕にとっての聖地原宿のゲットバックが2009年1月18日

日曜日で閉店となった。

これで竹下通りを歩くこともないだろうということで閉店までの間

あししげく何度か通ったんです。上にはラブミーテンダーっていう

プレスリー専門店があってちなみに僕のポマードはここのオリジナル商品。

どちらもとてもいい店だった。でゲットバック。ウォーンフリーのTシャツ。

ジョンの使用したデザインを忠実に再現&USメイドという嬉しい商品

なんだけど今回、バミューダという文字のブラックを発見。

5700円くらい。しかしサイズL。僕はここのを3枚持っているんですが

Mでもやや大きいの。バミューダも持ってるしね今回はスルー。

このウォーンフリーのTシャツは少し前に代官山のハイスタンダードでも

扱っていた。ビートルズスーツブラック、4万そこそこ。

これはM。でも日本サイズなのでこの場合僕には小さい、困った。

諦める。そのとなりにいわゆるビートルズスーツ、上着だけというのが

格安でありました。襟なしのシルバーつやつや。

なんかの雑誌でくるりが着ていたな。それがたしか2万そこそこ。

でもあれを上だけ買っても難しいだろうな。

そしてふらりとその建物のさらにもう一階うえのフェイクαという

ジーンズ屋を覗いてみた。デッドストックのジーンズの宝の山にうっとり。

ガラスケースごしに覗いた。もうハンパない値段。

最近の財布緩んでる僕としては奮発して一個いいジーンズ買ったろか!

目はギラギラしていた。そこの店長さんまるで在りし日の

リバーフェニックス!にいいのありますかといきなり聞いてしまった!

もう後戻りはできない。ケツに力入れて話を聞き始めたのだが

紹介されたのはもう格安商品ばかり!

最近は庶民にも買い易い価格の商品が充実しているらしい。

店長はもうその道では長い人だった。格安ジーンズを僕に紹介してくれた。

最近の中古加工の素晴らしさやレプリカが安い値で市場に出回ってるもんな。

安いの売らないといけないんだなって僕は少し切なくなった。

敷居の高さはそこにはなかったけど、でも商品を愛する店長の目

僕は忘れない。501、82年製。赤ミミこれに決定!いやもういい!

形的には「野暮」そのものなんだけど

しかもXXじゃないからたて落ちしないし色もかつてのどノーマルなインディゴ。

でもそれが僕の胸を打ちました。

プライスは以前は6万くらいだったそう。今では1万5千円。

どうしちゃったの!?ってぐらいの値段設定だよ僕にとっても。

で、そんな買い物であるにもかかわらずものすごく丁寧にサイズを測り

いろいろ説明してくれた。

「ノリツキのまま我慢して半年は洗わず毎日履いてくれ」

哀愁ただよってもさすがは店長。すごいハードルです。

洗う前だから4インチほど長いの。

だからっておってしまうと裾の色落ちに影響する。

それで毎日って、、、。やはりワイルドな店に変わりはなかった。

安くは売るがちゃんとはけよと。

僕は1週間で諦めました。洗ってしまいました。

でもできる限りこの一本を履くようにしてます。

さらに、すごく気に入ったので同じものを2本追加購入です。

二本はそのままとっておこう。いつか履く。

ルーブルー、こころのオアシス。もうここにも執拗に

通ってるね~このところ。ハント熱はいまだに続いておりまして

バルマカン・コート、ボタンダウン・シャツ、タイ二本を購入。

コートは薄手で本番は3月以降だろう。でもすごいいい。

トラッドのかたまり。シャツはいろいろ試した結果

トロイを抜いて、このハントのシリーズが一番具合がいい。

このMが首袖丈ともにジャストであった。僕には。

雑誌メンズクラブの鉄板アイテムの最初にインディヴィ

ホワイト・ボタンダウンが出てたんだけど、これのアローズ別注フィット?

スリムよりもやや太めという、でもなにか少しきれいだった。

たしかにだから万能着なのかもしれないけどそれよりも野暮なハントのほうが

僕には良かった。

し、インディヴィも普通のフィットのぺろっとしたマドラス

個人的には好きである。インディヴィとの出会いは確か2005年。

アウトレットのユナイテッド・アローズマドラス・チェックで野暮なフィット

3枚一気に買いました。

前は探すのがやっとだったトロイやインディヴィが今ではもう溢れんばかり。

バーニーズでも扱うとのことで今度チェックしないと。

アローズにてPコートを。ベタにフィディリティ。USメイドだしね。

なんかの映画でのジャックニコルソンのPコートの着こなしが

いいらしいので後日調べてみようかな。

ここで、僕は新たな知識源を入手。「イラストレイテッド・アイヴィ」

アマゾンの中古で6千円。ってなんでかというと、「モスコット詐欺」

の話でやはりアパレルも商売であることを忘れるなって認識したから

自分で勉強しないとって思うようになった。

自分の判断をもたないと危ないのではと考えるようになった。

だから服関係の本をもうやたらと読んでいる。『洋服の話』

『チープアンドシック』『ザストリートスタイル』

『ストリートファッション』などなど。

パルコ編集の戦後のファッションの変遷の本は服を超えて

センスについて語っており、僕にとってはお手本のような文が詰まってた。

この本で僕はボディコンの時代を改めて知った。

さて、コーディネイト本によれば、Pコートの定番のあわせはインナーに

生成りのオイルドタートルネックセーターらしい。

でワッチキャップまさにマリンルックですね。

ちなみに僕は今のところPコートにはシェットランドニットに

ボタンダウンシャツ、色落ちのジーンズにデザートブーツで併せてます。

アイヴィはかくあるべきみたいなルールがやまほどある。

はずすことが前提であるにせよ、基本を知るということはとても大事だと思う。

で、このアイヴィのルールっていうのは現在のファッションの根底にあるんだよね。

ルーブルーの垂水ゲンさんももとをたどればVANのひと。

VANといえばアイヴィの権化のような存在。

僕の生活はアイヴィの範囲でまるまる人生をコーディネイトできる。

ナチュラルショルダー、金ボタンでも全然いける。

シューズだってオールデンやパラブーツでいける。

買い物のつづき。アローズにてバランスアンドハーモニーのコーチ・ジャケット。

ぺろっと羽織れるちょうどいい存在。黒をゲット。スケボー乗らないとね!

他は青、赤。

ビームス・プラスの別注ニューバランス990EX。

何故かかく雑誌も大プッシュの990EX。

ルーブルーの店員さんもプラス行って予約したらしい。

雑誌2ndで見て気になったそう。

バンダナが気になってしかたない。ブルーブルーや、ビームスで買いあさっている。

かの名店邪宗門のマスターが逝かれた。

この国はまたひとつ、指針となるべきものを失ったことになる。

僕は自分への道しるべとしてその店のオリジナルキャップを購入。

ファッションを超えたところでかぶっていきたい。

雑誌HUGEにて、垂水さんの言葉がのっていた。

それは小倉のブルーブルーについて語っていたんだけど

その場所を選んだ理由がそばを流れる藍川とレトロな建物だったそうだ。

藍川には日本版ロミオ&ジュリエットのような話があり、二人は合図として

川藍の染料を流したんだとか。

敬愛する対象への誠意も含めロマンスにはあたたかさがある。

ビジネストレンドなんかじゃ計れないエネルギーがある。

 

つづく